まちかどレポート290

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート290 地域力、学校で発揮!(片桐中学校・茶道部を訪問)

2012年10月17日撮影 (まちかどレポーター 安江)

地域力、学校で発揮!(片桐中学校・茶道部を訪問)(平成24年11月13日掲載)

男の子が、茶道のお茶を立てる道具の前で、器に葉を入れている上部からの写真

「学校運営に地域力・地域支援を利用するって、いいと思わない?」と言われて、ついて行ったのは、片桐中学校の茶道部です。

茶道茶道の道具の前で、女の子がお茶碗を右手で触ってお辞儀をしている様子。
4人の女の子が畳の上で正座し向き合って、お茶碗を前にお辞儀をしている様子。

お辞儀の仕方や”ふくさ”の付け方で流派が分かりますか?

地域の生徒が通う中学校。地域に住む人たちの子どもや孫、また近所の子どもたちが通う学校に無関心のはずがありません。

茶道部の部屋を覗くと、お茶を教える先生と担当の先生、そして女子生徒が6~7人がお花を活け、茶道の練習をしていました。そこに地域の人がボランティアで加わって…。

2人の女の子が、お茶碗をもって飲み物を飲んでいる様子

落ちついた心で、お茶を楽しんでいます

女の子が右手でお箸をもって、お茶碗の中身を取ろうとしている写真

お饅頭のいただき方も、結構難しい

女子生徒が床の間に生花をさしており、後ろから年配の女性が見ている写真

お茶室には、季節の花を活けます

生徒たちに「どうして、茶道部に入ったんですか?」等々を聞いていると、…校長先生が覗きにこられました!

校長先生にも座っていただき、一服。

男性と女性が向き合っており、女性が、右手でお茶碗を男性に出している写真

しっかりした作法でした

このときとばかりに「校長先生、この学校の特徴、またどういう学校をめざしておられるのですか?」

(レポーターは厚顔無恥です。)

校長先生は1~2秒考えて、
「家がおもしろくなくても、学校へ行けば愉しい!という学校をめざしています。地域のみなさんと学校が連携を図り、学校運営を進めています。明日は尺八を教えてもらう講座がありますのでよかったら来てください」と。

畳に正座している男性が、お茶碗をもって正座をして微笑んでいる様子

校長先生の笑顔から、究極のもてなしの心を学びました

(ナルホド。教科が好き、文化祭やクラブに夢中になる…目的は様々でも、「学校が好き」の気持ち、自分の居場所があるって、大事なことですね。)

校長先生の包容力に裏付けられた笑顔、地域資源とも言える地域の人たちの、豊かな人生経験から出てくる言葉の一つ一つが、成長過程の子どもたちの心にしっかり蓄積されていくことでしょう。

左に女の子がお茶を立てる道具の前で正座で座っており、右に着物を着た女性が正座で座っている様子

静寂の中での緊張です

帰る途中の廊下に貼ってあった 《あなたと私が笑ったら 幸せの花はきっと咲く》2012年・3年生の人権標語作品の言葉が、心に焼き付きました。

みなさん!“郡山”の地で、大きく成長してください!

紫色の浴衣を着た女性が椅子に座ってお茶をたてている様子。

夏休みには、浴衣でお茶会体験もしました。(写真は茶道クラブ提供)

当茶道部の流派は、石州流でした。