まちかどレポート290

まちかどレポート290 地域力、学校で発揮!(片桐中学校・茶道部を訪問)
2012年10月17日撮影 (まちかどレポーター 安江)
地域力、学校で発揮!(片桐中学校・茶道部を訪問)(平成24年11月13日掲載)

「学校運営に地域力・地域支援を利用するって、いいと思わない?」と言われて、ついて行ったのは、片桐中学校の茶道部です。


お辞儀の仕方や”ふくさ”の付け方で流派が分かりますか?
地域の生徒が通う中学校。地域に住む人たちの子どもや孫、また近所の子どもたちが通う学校に無関心のはずがありません。
茶道部の部屋を覗くと、お茶を教える先生と担当の先生、そして女子生徒が6~7人がお花を活け、茶道の練習をしていました。そこに地域の人がボランティアで加わって…。

落ちついた心で、お茶を楽しんでいます

お饅頭のいただき方も、結構難しい

お茶室には、季節の花を活けます
生徒たちに「どうして、茶道部に入ったんですか?」等々を聞いていると、…校長先生が覗きにこられました!
校長先生にも座っていただき、一服。

しっかりした作法でした
このときとばかりに「校長先生、この学校の特徴、またどういう学校をめざしておられるのですか?」
(レポーターは厚顔無恥です。)
校長先生は1~2秒考えて、
「家がおもしろくなくても、学校へ行けば愉しい!という学校をめざしています。地域のみなさんと学校が連携を図り、学校運営を進めています。明日は尺八を教えてもらう講座がありますのでよかったら来てください」と。

校長先生の笑顔から、究極のもてなしの心を学びました
(ナルホド。教科が好き、文化祭やクラブに夢中になる…目的は様々でも、「学校が好き」の気持ち、自分の居場所があるって、大事なことですね。)
校長先生の包容力に裏付けられた笑顔、地域資源とも言える地域の人たちの、豊かな人生経験から出てくる言葉の一つ一つが、成長過程の子どもたちの心にしっかり蓄積されていくことでしょう。

静寂の中での緊張です
帰る途中の廊下に貼ってあった 《あなたと私が笑ったら 幸せの花はきっと咲く》2012年・3年生の人権標語作品の言葉が、心に焼き付きました。
みなさん!“郡山”の地で、大きく成長してください!

夏休みには、浴衣でお茶会体験もしました。(写真は茶道クラブ提供)
当茶道部の流派は、石州流でした。
更新日:2021年03月19日