まちかどレポート105

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート105 カマドの火を眺めながら聞く「大和の昔話」

(まちかどレポーター ジル)

カマドの火を眺めながら聞く「大和の昔話」(平成22年11月5日掲載)

遠野物語100年記念 カマドの火を眺めながら聞く「大和の昔話」が、大和民俗公園(矢田町)内の旧臼井家住宅であったので聞きに行ってきました。

「大和の昔話」のポスターの写真
公園内にある、旧臼井家住宅と、その前を通る人の写真
旧臼井家住宅の説明書きを撮影した写真

中に入ると「カマドで沸かしたお湯で入れたお茶をどうぞ」と言ってくださり、美味しいお茶をいただいて、ほっこりとした気持ちになりました。

4つあるカマドの一つから湯気が出ている写真
5つあるカマドと、その後ろにある出入り口が開いている写真

「カマドの火のにおい、パチパチと薪の燃える音、そして熱気の中で肩を合わせて座る…この情景は昔の寄り合いの姿ではなかったか。 目を閉じて思い浮かべ経験してほしい。そして大和の昔話を聞いて下さい。」…と言われ、昔話が始りました。

子供と大人数名が、前に立っている女性の話を聞いている写真
前に立っている女性の話を聞いている男女数名を、後ろから撮影した写真
  1. 「化かされ太郎吉」 『奈良のむかし話』より
  2. 「宝の化け物」 『奈良のむかし話』より
  3. 「久米の仙人」 『奈良県の民話』より
  4. 「およし狐」 『御所のむかしむかし』より
  5. 「キツネとタヌキとオオカミとトラのうでくらべ」 『奈良の民話』より
  6. 「おに女房」 『奈良の民話』より
  7. 「遠野物語」 より4作品

「昔話の定義は色々違っても 語る人、聞く人に集まってもらって“語れる”“聞ける”そして“こういう場を設けられた”という3つの喜びでいっぱいです。」と話されました。

小さい子どもから大人まで身動きもしないで静かに、語り部さんの話に吸い込まれるように集中して聞いていました。1時間30分があっという間でした。

カメラに向かって立つ女性11人の写真

心温まる声と笑顔のすてきな語り部さんたちです。次回は11月21日(日曜日)。「うしの宮」「豊浦のたぬき」「なら梨とり」「食わず女房」「ざしき童子のはなし」のお話の予定です。聞きに行かれてカマドの火を眺めて来て下さい。そしてお話の後は民俗公園の散策を楽しまれてはいかがでしようか。