まちかどレポート117

更新日:2021年03月19日

ページID 2858
まちかどレポート

まちかどレポート117 11月の俳句

(まちかどレポーター フリータ・K)

11月の起久さんの“こおりやまの俳句”(平成22年12月3日掲載)

日が短くなってきました。もう今年も残すところ1カ月…底冷えと霜に冬を感じてレポートを作っています。

刈り取られた田んぼに干された藁の写真

霜が降りるときの「地表面の気温」は、0度以下だそうです。
晴れて風が弱い朝は放射冷却が強まり、地表面に近いほど気温が下がるということです。

霜の降りて土が白くなっている畑の写真

「寒い!」と朝の冷え込みのなか、元気いっぱいの犬にひかれて散歩に出かけます。
7時前になるとまぶしい太陽が山から上ってきます。
すがすがしいひと時です。
犬がいなければこの感動は得ることがないなぁ、と思いながら日の出と霜の写真を撮りました。

11月の 起久さんの俳句は…

“茶の花や 藩の文庫の夕ぐれて”

茶の花の季語は冬だったんですね。花の色はご存知ですか?

どこに咲いていたか?

なんと、いつも行く柳沢文庫の庭に白い花をたくさんつけていました。

石の周りに咲く白い花の写真

冬の夕暮れにひっそりと咲いていた小ぶりの花。

墨で書かれた俳句の写真

これからはお茶の開花に冬の訪れを想い、わび・さびに城下町のこおりやまの歴史を感じていきたいものです(粋な茶人になったつもり)。

起久さんが所属されている「三の丸句会」は昭和49年、三の丸会館の文芸活動の一つとして発足、このほど「三の丸」誌300号を迎え記念として合同句集を発刊されました。おめでとうございます!

「三の丸」誌300号が3冊重なり置かれている写真
黄色い表紙の「三の丸」とページが開かれた「三の丸」の写真

「これからも、こおりやまの俳句をどんどんつくってください」との俗な言葉に

“熟柿 上手な句より 良い句をと”

の句が返ってきました。おみごと、でした。