まちかどレポート135

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート135 県立民俗博物館の「2010冬の企画展」に行ってきました。

 (まちかどレポーター 丸山)

奈良県立民俗博物館の「2010冬の企画展」に行ってきました。(平成23年1月14日掲載)

「企画展大和郡山の祭りと行事」奈良県立民族博物館と書かれた入口前にある看板の写真

1月5日、矢田の民博に行ってきました。「2010冬の企画展」のタイトルは「大和郡山の祭りと行事」でした。
今回の展示では、大和郡山市内の各地域に伝わる「祭礼その他資料」75点と」写真パネル」が125点が展示されていました。「祭りや行事に焦点をあて、その意味を考えてみようという。」というのが企画展のコンセプトです。

民俗写真家である田中眞人さんの力作に感動しました。
大和郡山では、現在に至るまで民俗文化のまとまった調査研究がほとんど皆無という状況の中で、田中氏は都度、現地に出向き、地元人々の話を頼りに芋づる式に祭りや行事の情報を集め、今まで、ほとんど関心が持たれなかった地域や人々にスポットライトをあて、祭りや行事が数多く営々として営まれていることを明らかにした努力・功績は非常に大きいと思います。
今回の展示で田中氏の粘り強さとフットワークの良さを目の当たりにして非常に参考になり、嬉しかったですね。
戦場カメラマンでない民俗写真家の田中さん、本物の展示を見せて頂いて、ありがとうございました。

ちなみに、企画展は2月6日まで開催されます。
是非、皆さんも一度見学に行ってみてください。

大和郡山の祭りと行事と書かれたパネルの下にお面が飾られている写真

本物と写真」展示のコラボレーションに時間を忘れ、感動することばかりです。

ガラスケースに展示されている写真を見学する人たちの写真

飾らない・気どらない・楽しい解説に来訪者の笑い・笑顔が絶えません。

狐がプリントされた青いはっぴと狐のお面が展示されている写真

源九郎稲荷神社の祭礼衣装等

写真が展示されたパネルの前で説明をする男性の写真

熱く語る田中さん、話始めると止まるところを知りません。