まちかどレポート140

まちかどレポート140 写真で見てください「ふるさと再発見!」(3)
(まちかどレポーター フリータ・K)
写真で見てください 『ふるさと再発見!』(3)(平成23年1月31日掲載)
- 矢田の綱掛祭~矢田坐久志玉比古神社

毎年正月8日に行われる、しめ縄かけの行事です。
1月2日に、東村・北村(榁木と共同で作る)・横山・中村の4村が綱作りを行います。
それぞれがワラを持ちより約10センチメートルの綱を作ります。
人数が多い村はワラの持ち寄りが多く、長い綱ができあがるといいます。
8日につなぎ合わせて、その綱(約30メートル)が南面の大鳥居にかけらます。
この行事は、五穀豊穣、悪病退散を祈念する祭事と伝えられています。
氏子さんが「最近、ワラで縄をつくる事ってないので、手の皮が痛くて…」と話されているのを聞いて、十年一昔、伝統行事や地域風習を次代に伝えていくって、いろんな面で難しいことだと感じました。
写真で神聖な民俗行事をごらんください。

当日、綱掛に参加するのは4つの村で、榁木は、1月10日に東明寺の綱掛を行います。

綱掛作業の前に神事が行われます

綱の清め

長く綱をほぐして伸ばします。
長い綱は半分に切り、別の長い綱に結びつけて捻り上げていきます

東と西の電柱に上がり、東西に綱を張り渡します。

正面に当たる綱の部分には、紙の飾りを取り付けます。

約30メートルもある長くて重い綱です

五穀豊穣を祈念した綱掛祭が無事終わりました。
更新日:2021年03月19日