まちかどレポート38

更新日:2021年03月19日

ページID 2937
まちかどレポート

まちかどレポート038 紫陽花(あじさい)の矢田寺に行ってきました。

(まちかどレポーター 丸山)

紫陽花(あじさい)の矢田寺に行ってきました(平成22年6月15日掲載)

紫陽花の写真
紫陽花とお地蔵さんの写真
  • 皆さん、矢田寺の紫陽花の始まリ知ってますか?

矢田寺は目本のお地蔵様の発祥地です。城下町・郡山より西へ3.5キロメートルの矢田丘陵の中心矢田山の中腹にあり、日本最古の延命地蔵菩薩を安置しています。
この矢田寺、第二次世界大戦の時代、住職等は召集され、坊舎は疎開学童の宿舎に指定され荒廃を極めていたそうです。矢田寺の境内は7,600余坪もあり、戦後荒れて雑草が繁茂し、手のつけようもない状態だったそうです。
前川空識長老は戦後、市役所に奉職し社会福祉事務所長として働きながら矢田寺の復興に努力されました。そして兼務兼職は難しいとして昭和40年に市役所を退職しました。
その頃、矢田丘陵を自然公園にするという県の計画が決定したことにより、長老は荒廃した境内を整備する事が第一期事業と考え、県観光課の技師と共に研究を重ね、紫陽花を境内一面に植え、参詣の人々に喜んで頂こうと先ず300株を植えたそうです。(このお話、20数年前に今は亡き大門坊長老前川空識さんにお聞きしました。)

  • 紫陽花の最も美しいのは何時かな?(シャッターチャンスは何時?)

答えは紫陽花の花の光沢が一段と美しくなって風情がある雨上がりの花が大変美しい。
紫陽花を観賞するのに最も良いのが雨降りの日か、雨上がりの日です。
晴天の日は、陽光の強い日中を避けて午前10時ごろまでか、午後5時頃に見るのがベストですよ。

  • 紫陽花の花とは?

紫陽花の花と見ているのは、花弁でなくて、美しく着色したガクで、真の花はその内側の中心にあって、小さな花弁と雌蘂(めしべ)と雄蘂(おしべ)があり、子房がよく発達しないため結実しません。
紫陽花は緑を帯びた蕾から、白、紫、赤、青と変化します。花の命は短いもので、咲き始めは美しいが、次第に色あせて散ってしまいます。…花の命ははかないね。…
ちなみに、紫陽花の花言葉は「移り気、辛抱強い愛情、元気な女性」(紫陽花)、「謙虚」(がく紫陽花)

矢田寺で撮ってきた写真、少しですが紹介します。

矢田寺の紫陽花を見ながら歩いている人々の写真
白い紫陽花のアップの写真
青い紫陽花のアップの写真
紫陽花に囲まれ赤い前掛けをしたお地蔵さんの写真

六月は紫陽花の花が一番似合いますね。皆さん、出かけてみませんか?