まちかどレポート78

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート078 「お話の神さま」阿礼をたたえ神前童話会

(まちかどレポーター フリータ・K)

「お話の神さま」阿礼をたたえ神前童話会~阿礼祭(平成22年8月31日掲載)

古事記の編纂(へんさん)に携わった語り部の稗田阿礼(ひえだのあれ)をしのぶ「阿礼祭」が、毎年8月16日に売太神社(稗田町)で営まれています。「阿礼さま音頭」の踊りや歌の奉納は、報道等でご存じでしょう。

大きな鳥居の奥にある売太神社の神前の写真

今回は踊り等に続いて行われる、「神前童話会」と「子供渡御」をレポートしてきました。

童話作家の久留島武彦さんらが「阿礼」をお話の神さまとしてたたえ、昭和5年から開催されて今年で81回になります。大阪児童文化協会の人たちが、エプロンシアターや腹話術、童話よみきかせなどを披露。愉快なお話や芸に子どもたちの目が輝きました。

「神前童話会」で集まった子供たちの前でお話をしている男性の写真
子供たちの前で腹話術を披露する男性の写真
集まった子供たちが愉快なお話や芸で笑っている写真
エプロンシアターを披露している男性の写真

また、地域に伝わる民話の絵本「稗田の村と広大寺池」がこのほど発行され、地域の子どもたちに読みきかせされました。

地域の子どもたち童話よみきかせをしている2人の女性の写真

この本は、聖徳太子が水不足で稲が育たない稗田の里のため、広大寺池を作ったという伝承を絵本にしたもので、油絵タッチのきれいな絵が16ページにわたり描かれています。

童話会の後は、パッピ姿の子どもたちの出番です。

猛暑の中、ハッピ姿の子供たちが神輿を押している前列の写真
ハッピ姿の子供たちが「掛け声」をしながら神輿を押している後列の写真
炎天下の中、神輿を押している子供たちが列を作っている写真
大きい太鼓を担いでいる2人の子供の写真

猛暑・酷暑に負けない、語り部の里・稗田の子どもたちの元気いっぱいの掛け声。
阿礼さまに届いたことでしょう。