まちかどレポート316

まちかどレポート316 ひなが華やぐ城下町!「大和な雛まつり」
2013年3月9日撮影(まちかどレポーター 安江)
ひなが華やぐ城下町!「大和な雛まつり」(平成25年3月21日掲載)

1.商店街
2月23日~3月10日は、2回目のひな祭りイベントの「大和な雛まつり」。
商店街から流れる“ひなまつり”の歌に誘われて、郡山の商店街を歩きました。
堺町商店街から、やなぎまち商店街(1丁目~2丁目)を通り抜け、郡山駅前商店街、近鉄郡山南商店街(以前は“銀座通り”)へと歩いていると、地図を片手に歩くグループ姿が、あちこちに見られました。

城下町一帯の店舗や町屋など75軒が各家に伝わる雛人形を店先などに飾っているというイベント、各家で大切にされてきた雛の歴史がありそうです。
お顔や着物も各様、かわいい手作りもあり、大きさも様々です。
「今まで日中誰もいない家で飾っていましたが、お店で多くの人に見てもらうようになって一番喜んでいるのは、お内裏様です」と笑顔で店主が出迎えてくれました。













2.旧川本邸
昨年は期間中4,000人の来館があったという旧川本邸、今年も人気のひとつです。
毎日多くの人が訪れ、スタッフは、「この調子でいくと昨年を上回りそうです」とうれしい悲鳴。木造建築にも関心が持たれています。








3.「お雛様博士」
おられました、(店舗に)お雛様博士が。
昔から家に伝わる雛、買い求めた珍しい雛、毎年増えていく創作雛などが所狭しと並べてありました。
「かわいいですね、手づくりですか?」と聞くと、お店のお母さんが、雛の呼び名をいろいろ教えてくれました。
坐り雛、立ち雛、土鈴雛、かごに入った“目かご雛”、貝雛、花びらの中に座っている“花びら雛”、豆のように小さい“豆雛”、縮緬の布からいい香りがする“お香雛”、チューリップの形に寄木した“寄木雛”、民芸品の“大内(おうち)雛”、こけし雛、どちらから見ても一人の顔しか見えない“抱き雛”、起き上がり雛、流し雛、などなど。
雛にはビックリするほど、いろんな呼び名と種類がありました。
来年もさらに、お店を飾る雛飾りの種類が増えていることでしょう。
(愉しい知識の豊富な「お雛様博士に」感謝!)










更新日:2021年03月19日