まちかどレポート362

まちかどレポート362 音deつなぐ 大和な雛まつり
(2014年2月23・24・28日撮影)(まちかどレポーター 安江)
音deつなぐ 大和な雛まつり(平成26年3月14日掲載)

今年で3回目の「大和な雛まつり」。
今回の、“春先取り”郡山の雛まつりは、雛の色合いに加えて音で愉しむ。これが、すごい人気!
私が参加したところは、どこも超満員。
(長蛇の列を見て諦めて帰ったところもありました)
アマ、プロ、高校生たちが参加されたという演奏会。
演奏技術も、さすが「楽(がく)」開催の地・郡山だと聞き入ってしまいましたが、加えて感動したのは、主催の「雛まつり推進委員会」の人たちの“おもてなし”。
心遣いが心地よく感じられる「市民による、市民が愉しめる、市民イベント・雛まつり」でした。

演奏する人たちのエピソードはもとより、イベントに力を貸してくれた多くの縁の下の力持ちの存在と町おこしへの熱い想いが、司会者の方の口調から感じられ、古い歴史を持つ郡山の町も、多くの人たちとの出会が絆を深め、輪を広げていくスタッフの活動もすばらしいと感じた3年目の雛まつりでした。
(スタッフが持つ看板は、演奏地(音)をつないだバトン。期間中の15カ所もの演奏地を繋いで「大和な雛まつり」を盛り上げました。)
すばらしい音色、演奏でした!
参加者が入りきれなくて、急遽2回の演奏で対応されていました。(市内耳鼻咽喉科)

バイオリン・チェロ・ピアノ


誰にも聞けなかった、お雛さまにまつわる話を、いろいろ教えていただきました!
県立民俗博物館の学芸員さんによる「雛祭りのお話」(料理旅館)



お雛様の飾りも見てください
お茶会や演奏、そして各部屋に“粋に豪華に”、アイデアあふれる飾り付けを愉しみました。
昨年とチョット違ったお雛さまをご覧ください。(旧川本邸)

(アラ!ここからお雛さまが見える...)









玄関から座敷まで所狭しと、たくさんのお雛様が...。
手前の「お盆」を見てください。笠地蔵も並んでおられます...。(源九郎稲荷神社)




享保びな
江戸初期の寛永雛が発達し高級化したもの。段飾りの様式が未完成の時代で人形も大きく作られ、高さ45~60センチメートル以上のものもあるようです。(町屋)

ひな人形絵
檀家の蔵から発見されたという大正年間の直筆「ひな人形絵」、残念ながら見ることができませんでした。(春岳院)

大和な雛まつり
しかし、多種多様のお雛様がいるものです。邪気を払う目的もあるというお雛様、日本の節句は味わいがあり、いろんな楽しみ方・飾り方があるようです。


更新日:2021年03月19日