まちかどレポート288

まちかどレポート288 矢田の大石
(まちかどレポーター サイ)
矢田の大石(平成24年11月8日掲載)
矢田丘陵へ行くたびに気になっていた巨石。

何かエピソードがないものかと思ってましたら大和郡山市のHPに出ていました。 守っていきたい歴史・文化から引用しますと…
「矢田の大石(やたのおおいし)
馬の足形のついた大きな石。昔、大海人皇子が矢田寺で戦勝祈願した後、馬に乗って山の頂上から東へ飛び降り、この石に足形がついたと言われている。」
本当に馬の足型がついているのか見に行ってみました。


分からない!!
石の頭には苔のようなものもこびりついてますし、足元も危なくてそばまで行けませんでした。
さらに『巨石めぐり』という本によりますと…
「この大石は、西方の三間石山の真東にあたることから遺跡であるような話もありますが
単純に昔、今より高い尾根付近にあったものが、この場所に転げ落ちてきたものではないかと考えられている」
と記述されています。
高さ8メートルもあり、風化により角がとれまぁるい形をしています。

また本には、
「大石は火成岩の一つで、約一億年前にマグマが地下の深いところでゆっくりと冷え固まってできた、花こう岩と呼ばれる岩石です。」
と書かれており、私はこの大石にもたれかかったり耳をつけたりしていたのですが、花こう岩は、自然放射線を出しているそうで、果たして良かったのかなとちょっと不安になりました。
でもこの存在感、とにかく気持ちが落ち着いていくのです。
山の中は紅葉が始まってきました。
皆さんもおでかけになられてはいかがでしょうか?


大石はいつでも待ってくれてますよ!
更新日:2021年03月19日