まちかどレポート45

まちかどレポート045 梅雨時の風景を彩る紫陽花(矢田寺)
(まちかどレポーター フリ-タ・K)
梅雨時の風景を彩る紫陽花(矢田寺) ・6月24日平成22年6月25日掲載

紫陽花(あじさい)…
花を彩るがくが4枚に見えることから「四片花(よひらのはな)」とも呼ばれることを知っていますか?


万葉集にも詠まれているように、昔から人々を魅了してきた花です。
『あじさいの 八重咲くごとく 八つ代にを
いませ 我が背子(せこ)見つつ思はむ (万葉集巻 20-4448 橘諸兄)』
…あじさいが次々と色どりを変えてま新しく咲くように、
いつまでもお健やかにいてください。
私は、この花を見るたびにあなたを思い出しましょう…
(万葉人になって、たっぷり情緒を味わいました)
矢田寺の「見本園」に、珍しい多種のあじさいが(花の名前が書かれています)植えられています




- 紫陽花は、救いの仏様の化身…


「矢田寺の紫陽花の花の色が移ろう様子を「諸行無常」に例えたり、『抜苦与楽(ばっくよらく)』、矢田寺のご本尊である「無辺身菩薩(むへんしんぼさつ)」が、様々に姿を変え困っている人に救いの手を差しのべてくれる、紫陽花は救いの仏様の化身だったと崇められています」と大門坊の住職に教えていただきました。

あじさいの撮影にカタツムリも協力してくれました。
良い写真が撮れるようにとの仏様の化身かも…ありがとう!6月の雨、いいものです。
矢田寺のあじさい園の開園は7月10日(8時30分~17時)までで、この期間中のみ入園料は400円。
あじさいは、種類により8月・9月まで咲くということです。
問合せは、矢田寺大門坊 (電話番号 0743-53-1445)
近鉄郡山バスセンターから7月4日まで臨時バスも出ていました。


(写真は6月24日撮影)
更新日:2021年03月19日