まちかどレポート45

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート045 梅雨時の風景を彩る紫陽花(矢田寺)

(まちかどレポーター フリ-タ・K)

梅雨時の風景を彩る紫陽花(矢田寺) ・6月24日平成22年6月25日掲載

たくさんのピンクの紫陽花越しに矢田寺を撮影した写真

紫陽花(あじさい)…
花を彩るがくが4枚に見えることから「四片花(よひらのはな)」とも呼ばれることを知っていますか?

ピンク色の花の紫陽花のアップの写真
白い花の紫陽花のアップの写真

万葉集にも詠まれているように、昔から人々を魅了してきた花です。
『あじさいの 八重咲くごとく 八つ代にを
いませ 我が背子(せこ)見つつ思はむ (万葉集巻 20-4448 橘諸兄)』
…あじさいが次々と色どりを変えてま新しく咲くように、
いつまでもお健やかにいてください。
私は、この花を見るたびにあなたを思い出しましょう…
(万葉人になって、たっぷり情緒を味わいました)

矢田寺の「見本園」に、珍しい多種のあじさいが(花の名前が書かれています)植えられています

あじさい見本園入り口と書かれた看板と周りに咲く紫陽花の写真
薄紫色の花が咲いている紫陽花の写真
白い花のあじさいのアップの写真
薄紫色の花の中心にに白いが咲いている紫陽花の写真
  • 紫陽花は、救いの仏様の化身…
ピンクの紫陽花越しに赤い前掛けをつけた地蔵を撮影した写真
赤い前掛けを複数の地蔵と紫陽花の写真している

「矢田寺の紫陽花の花の色が移ろう様子を「諸行無常」に例えたり、『抜苦与楽(ばっくよらく)』、矢田寺のご本尊である「無辺身菩薩(むへんしんぼさつ)」が、様々に姿を変え困っている人に救いの手を差しのべてくれる、紫陽花は救いの仏様の化身だったと崇められています」と大門坊の住職に教えていただきました。

青紫の紫陽花と葉の上にいたカタツムリの写真

あじさいの撮影にカタツムリも協力してくれました。
良い写真が撮れるようにとの仏様の化身かも…ありがとう!6月の雨、いいものです。

矢田寺のあじさい園の開園は7月10日(8時30分~17時)までで、この期間中のみ入園料は400円。
あじさいは、種類により8月・9月まで咲くということです。
問合せは、矢田寺大門坊 (電話番号 0743-53-1445)
近鉄郡山バスセンターから7月4日まで臨時バスも出ていました。

矢田寺の案内図が書かれた看板の写真
ピンク色の彩がある紫陽花の写真

(写真は6月24日撮影)