まちかどレポート78

まちかどレポート078 「お話の神さま」阿礼をたたえ神前童話会
(まちかどレポーター フリータ・K)
「お話の神さま」阿礼をたたえ神前童話会~阿礼祭(平成22年8月31日掲載)
古事記の編纂(へんさん)に携わった語り部の稗田阿礼(ひえだのあれ)をしのぶ「阿礼祭」が、毎年8月16日に売太神社(稗田町)で営まれています。「阿礼さま音頭」の踊りや歌の奉納は、報道等でご存じでしょう。

今回は踊り等に続いて行われる、「神前童話会」と「子供渡御」をレポートしてきました。
童話作家の久留島武彦さんらが「阿礼」をお話の神さまとしてたたえ、昭和5年から開催されて今年で81回になります。大阪児童文化協会の人たちが、エプロンシアターや腹話術、童話よみきかせなどを披露。愉快なお話や芸に子どもたちの目が輝きました。




また、地域に伝わる民話の絵本「稗田の村と広大寺池」がこのほど発行され、地域の子どもたちに読みきかせされました。

この本は、聖徳太子が水不足で稲が育たない稗田の里のため、広大寺池を作ったという伝承を絵本にしたもので、油絵タッチのきれいな絵が16ページにわたり描かれています。
童話会の後は、パッピ姿の子どもたちの出番です。




猛暑・酷暑に負けない、語り部の里・稗田の子どもたちの元気いっぱいの掛け声。
阿礼さまに届いたことでしょう。
更新日:2021年03月19日