まちかどレポート86

まちかどレポート086 浄化センター施設見学会
(まちかどレポーター ジル)
浄化センター施設見学会(平成22年9月17日掲載)
9月10日は「下水道の日」です。額田部南町にある浄化センターの施設見学会が、9月10日~14日の間実施されていたので参加しました。
沢山の親子が参加されて、職員の説明を熱心に聞いておられました。職員の説明を聞きながら、館内と館外の見学をして回りました。
まず、展望台より浄化センターの全貌(甲子園球場の15倍の広さ)と、大和郡山市内を望みました。四方が山々と緑に囲まれて、とても素晴らしい眺めでした。
参加者全員「わぁー!きれい!」「浄化センターって、こんなに広かったんやー」と驚きの声…環境の良い所に生活している事を改めて実感しました。これだけでも見学に来た価値は十分にありました。





展望台より浄化センターと市内を眺めている参加者。
台所や風呂・トイレから出る汚水は、家庭の排水管から、市町村が管理する施設を経由して下水道に入り、浄化センターに運ばれます。その汚水は微生物を使って浄化されて、大和川に流れるとのことです。
1日に1万トンの下水量の中で、量が一番多いのは6月~7月で、梅雨の雨水が入るのが原因だそうです。そして“ビニール・髪の毛”がとても多いとの事でした。

コンピューター室です。
下水の処理がスムーズに行くように…と、施設内の機械管理を沢山の人が365日・24時間体制で行っています。
館外の施設へ移動です。



エアレーションタンクのふたを開けて、下水と活性汚泥を混ぜて空気を吹き込んだ状況の様子です。
(活性汚泥とは、バクテリアや原生動物のような微生物の集まりのこと)
最後に職員の方より質問がありました。
問:県内には4か所に浄化センターがあります(大和郡山市、広陵町、宇陀市、五条市)。その中でも大和郡山市になんでこんな大きな浄化センターがあるのでしようか?
答:1、奈良県で一番低い土地だから。2、大和川に近いから、だそうです。皆さん知っていましたか?


見学以外にも子ども達に楽しいイベントもあり賑わっていました。
見学して、自分達の使った後の汚れた水や雨水などどのような仕組みで処理され、また色々な所で再利用されている事を知りました。こんなふうに、下水道と私達のくらしについて考える日があっても良いのではないでしょうか。毎年“下水道の日”には、見学会を実施されています。みなさんも参加されてみてはいかがでしょうか。
また、浄化センターの正門入ってすぐの歩道に各市町村のマンホールのふたが埋め込まれています。デザインや色使いなどが様々で、他の市町村のが見られるので楽しいですよ。正門が開いていればいつでも見学できます。
更新日:2021年03月19日