移住して来られた方へのインタビュー

更新日:2025年06月12日

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移住してこられた大垣ご夫妻の様子

福岡県から移住してきた大垣ご夫妻。

夫・満さんと妻・美咲さんは、リノベーションまちづくりの取り組みでオープンした「柳町フラット(柳町4-35)」内でバーを経営しています。

お二人から、大和郡山へ移住したきっかけや実際に住んで感じたこと、今後の暮らしなど、大和郡山での生活についてお話を聞いてきました。

「ここなら私達のやりたいことが全部できる」夢と期待を胸に大和郡山へ

−−−−−大和郡山市へ移住したきっかけはなんですか。

移住してこられた大垣ご夫妻 妻・美咲さんがインタビューを受ける様子

(美咲さん)
前に住んでいた福岡での暮らしも楽しくなってきたころ、もともと人の集まる場所を作りたいと思っていたこともあって、主人とこれからのことを考えて、どうしていこうか、と話をしていました。

ちょうどそのタイミングで、ここのテナントが空いているという話がきて、「ここに入ったら私達がやりたいことが全部できる」と思い、大和郡山に来ることを決めました。

「自分の日常に濃く接する仕事で生きていく」自分の想いを実現

これまで、国内だけでなくアメリカやロシアなどいろんな場所で暮らしていました。昔は「グローバル思考、どんどん外へ行け!!」と考えていましたが、ある時つまづいてしまって・・・

それで地元へ帰ったときに、普通の日常の居心地の良さを改めて感じて、「もっと目の前の大事にしたい」と思い始めました。

それまでいろんな場所を転々としていたので「まちに根ざしたい」という気持ちや、「自分の日常に濃く接する仕事で生きていく」という目標もあったので、その理想がかなって、今、本当に充実しています。

暮らしがまちの中で完結しているコンパクトなまち

-----実際に住んでみて、大和郡山での暮らしはいかがですか。

移住してこられた大垣ご夫妻 夫・満さんがインタビューを受ける様子

(満さん)
今までは電車で通勤するという生活だったのが、まちに暮らして、まちで働いて、まちで遊んで、暮らしがまちの中で完結している。それは今までになかったところですね。

これは場所にもよるかと思いますが、このあたりでは、まちの人がお客さんとして来てくれることがほとんどですね。

同じように、まちの中で暮らしがコンパクトに完結している人が多いので、出歩いていると、お店に来てくれたお客さんとばったり会うこともよくあります。

前に住んでいたところは電車で数駅くらいの近さに都心があったので、まちの中で完結しているという印象はなかったですが、郡山は”暮らしがコンパクトに完結したまち”だと思いますね。

都心が近かったので福岡のときのほうが利便性は良かったけど、郡山ではすごく人の温かさを感じます。

人の温かさが溢れる場所

(美咲さん)
ここに来る前は、地元の人が自分たちみたいなよそ者にどう対応されるのか、すごく怖かったです。でも、実際は全然で、超ウェルカムですね。

「来てくれてありがとう」って言ってもらえたり、この前も6〜7人でカメラのワークショップをしていたら「楽しんでいってな」と声をかけてもらえたり。お店に来るお客さんからも「郡山が好きだから、こういうお店ができて地元民として嬉しい」と言ってもらえます。

楽しい店・面白い人が集まる場所、つながれる場所

(美咲さん)
住んでみると、お店もたくさんあって、意外と面白い人もたくさんいますね。

(満さん)
そういう人たちとつながりやすい環境もありますね。うちみたいな店や定期マーケットの大和是好日もそうですし、個人で色々やっている人と話したりもできる。他のまちと比べると、郡山のまちが人とつながりやすい規模感だからこそなのかなと思いますね。

「ほかの人の人生がちょっと良くなるきっかけとなる場」を目指して

-----今後、大和郡山でどんなふうに暮らしていきたいですか

(満さん)

よく二人で話をしているんですけど、この店を維持していきたいですね。

すごくいい場所にできたなと感じているので、まちのことも、店のことも、もっと知ってもらえたらと思っています。

(美咲さん)

実はこの前、お客さんから娘さんがキッチンカーでお店をしたいという相談を受けたんですけど、ちょうどそのタイミングで、キッチンカーを売りたい知り合いや、別のお客さんで空き地の利用者を探している人がいて。実際に出店に向けて話が進んでいくきっかけになれたのがすごく嬉しかったです。

そんなふうに、まちの人や色んなことをやっている人がつながったりして、その人の人生が変わる、まではいかなくても、ちょっと良くなるきっかけの場になることをこの店で目指していきたいと思っています。