正しく使おう、みんなの下水道
わたしたちが日々の生活で使っている下水道。
下水道は、目には見えないものですが、なんでも流せるゴミ箱ではありません。
下水道に流してはいけないものを流してしまうと、みなさんのご自宅の中だけではなく、道路の下にうまっている下水道管さえも詰まって、たくさんの家のトイレが流れなくなったり、家の中で汚水がふき上がることにもなります。また、使用上の注意をおこたると故障をおこしたり、設備の寿命を縮めたりします。簡単な修理と思っていても思わむ費用がかかることがありますので、故障をおこさないよう日頃の管理をおこなってください。
そういった困ったことにならないよう、次の3つの約束事を守って、下水道を正しく使うようにしましょう。
【1つ】トイレにティッシュや紙おむつを流さない
水に溶けないティッシュや紙おむつ、タバコなどを下水道へ流してはいけません。
下水道が詰まる原因になります。
【2つ】キッチンの排水溝に油や生ごみを流さない
料理の時に出た油や生ごみを下水道へ流してはいけません。
油は下水道管の中で固まりますし、生ごみは下水道管の中で他の物を巻き込んで、下水道管を詰まらせる原因になります。
油はキッチンペーパーでふき取るか、凝固剤で固めて、可燃ごみに出しましょう。
排水溝にはネットやザルをつけて、生ごみが下水道へ流れないようにしましょう。
また、沸騰したお湯をそのまま排水溝に流すと、下水道管を痛めることになるので、たくさんの水と一緒に流すか、ある程度冷ましてから流しましょう。
【3つ】危ないものを流さない
下水道に流されたものは、そのままの状態で最終処理場まで流されます。
したがって、下水道にガソリンやシンナー、石油やアルコール類などの揮発性の高い危ないものを流すと、爆発して大事故の原因となりますので、ぜったいに流さないでください。
また、薬品(農薬・苛性ソーダ・硫酸など)や工事現場で出た材料(モルタルなど)を流されると、下水道管で固まって詰まりの原因になります。特に薬品については、汚水をキレイにする最終処理場に行き着いた場合でも、薬品のせいで処理をおこなってくれる微生物が減少するので、十分注意してください。
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更新日:2023年01月24日