稗田環濠及び集落

更新日:2021年03月19日

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稗田環濠及び集落(ひえだかんごうおよびしゅうらく)

稗田環濠及びその内側にある道の入り組んだ集落を収めた航空写真

 稗田環濠は、大和の環濠の代表例として有名であり、教科書などにもよく記述されています。古文書などの史料があまり残されていないのでどのように形成されたのか詳しいことはわかっていませんが、室町時代には現在のような形になっていたと考えられています。

 写真は真上からみた航空写真で、環濠の形態がよくわかります。東西約260メートル、南北約260メートルの規模で、北東側は七曲りよばれる特異な形をしています。西側と南側はとくに幅広くつくられています。

 内部を見ると、東西、南北に大きな道がとおり、そこからさらに細い道がのびているのがわかります。道はT字形に交差したり、袋小路になっていて、遠くが見通せないようになっています。防御に適した構造になっているのです。大きな森は売太神社<めたじんじゃ>で、神社を中心として環濠が発達したようすを示していますが、このような様相は若槻環濠や番条環濠でもみられます。

 環濠は改修され常に水を湛えています。見学は自由にできますが、落ちないように注意してください。

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