木造文殊菩薩騎獅像

更新日:2023年11月06日

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木造文殊菩薩騎獅像(もくぞうもんじゅぼさつきしぞう)

坐した姿勢の木造文殊菩薩騎獅像の写真

西町の良福寺文殊堂に安置されています。

高さ38センチの小像ですが、木寄せが細かく、仕上げも截金<きりがね>文様を加えて入念で、均整のとれた頭・体部や端正な目鼻立ちは鎌倉時代13世紀前半の彫刻様式をあらわしています。
鎌倉中期に南都の高僧のもとで造像活動を行っていた仏師善円<ぜんえん>の作風に近いところがあります。

獅子像も本体と同作とみられ貴重なものです。この獅子の像内から671枚の文殊菩薩の印仏<いんぶつ>が発見され、裏面には一紙一名ごとに造像にかかわった結縁者<けちえんしゃ>の名前が記されていました。
南都における鎌倉時代の初期文殊信仰をしるうえで重要な資料です。

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