帯状疱疹は早期発見・早期治療が重要です

更新日:2024年01月10日

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帯状疱疹は50歳を過ぎると発症が増え始め、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。

帯状疱疹の合併症のひとつに「帯状疱疹後神経痛」があります。合併症を起こさないためには、帯状疱疹の早期発見・早期治療が重要です。

体の片側にピリピリするような痛みを感じたり、その部位に発疹が現れたりするような場合は、速やかに皮膚科や内科などの医療機関に受診しましょう。

帯状疱疹とは

水痘(水ぼうそう)と同じウイルスが原因で起こる皮膚疾患です。

水痘にかかると、治癒した後もウイルスが体の中に潜伏し、加齢や免疫力低下によりウイルスが再活性化することによって発症します。

症状には個人差がありますが、初期症状では皮膚のピリピリ・チクチクとした痛みや違和感、かゆみが起こります。数日後には、痛みや違和感・かゆみなどが起こった部位に発疹が現れます。発疹は小さな水ぶくれに変化していき、水ぶくれが破れてびらん(ただれた状態)になり、かさぶたになって症状がおさまっていきます。

 

帯状疱疹後神経痛とは

帯状疱疹の合併症のひとつで、皮膚症状が治まった後に、通常は痛みの刺激とならないような軽い接触によって痛みが生じます。症状や程度は人によって異なりますが、「焼けるような」「刺すような」「電気が走るような」と感じるような痛みで、日常生活に支障をきたす場合もあります。

早期発見・早期治療が重要です

帯状疱疹の治療にはウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬と痛みを抑える鎮痛薬などが一般的に用いられます。早期に投与すれば、帯状疱疹の症状を緩和し、症状の持続期間を短縮するのに役立ちます。

予防

体調管理

帯状疱疹の予防には日頃の体調管理が重要です。バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動など、できるだけ健康的な日常を保つことでストレスを減らし、免疫力が低下しないように心がけましょう。

予防接種

50歳以上の方は、自費で帯状疱疹の予防接種を受けることができます。発症を完全に防ぐものではありませんが、発症しても軽症ですみ、後遺症の予防につながるとされています。

帯状疱疹の予防接種は法律上「任意接種」となるため、接種費用については全額自己負担となります。

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