額田部窯跡

更新日:2023年11月06日

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額田部窯跡(ぬかたべかまあと)

長方形の焼成室床面に細長い堤が複数配置されている額田部窯跡の写真

 この窯跡は、重要文化財に指定されている額安寺五輪塔の西側約30メートルの地点で昭和3年に発見されたもので、鎌倉時代の瓦を焼いた窯です。全部で3基が東西にならんだ状態で検出されました。現在、最も西側に位置する1基が覆屋をかけて保存されています。

 窯は、全長1.5メートル、幅1メートルの小規模なもので、焼成室<しょうせいしつ>の床面<ゆかめん>に細長い堤(ロストル)をもついわゆるロストル式平窯<ひらがま>とよばれるものです。薪などの燃料を燃やす燃焼室<ねんしょうしつ>は南側にあり、焼成室の床面より一段低くなっています。鎌倉時代の瓦の破片が出土していることから、額安寺の再興に際し、所用の瓦を焼くために操業したと考えられています。

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