女神像
女神像(めがみぞう)

小泉神社に伝えられる女神像は、高さ32センチメートルの小座像です。もともとは中心となる身体の部分と、四面に着物の裾を表現した部分があったのですが、現在では身体の部分しか残されていません。
像は一木で作られ、垂髪<すいほつ>や衣服は簡素な刻みで表現しています。また、この像には本来彩色<さいしき>が施されていたようで、表面にわずかに残る顔料<がんりょう>から、下塗りに胡粉<ごふん>を用い、髪は黒、衣服は赤や緑色で色付けされていたことがわかります。高貴さを漂わせる顔の表現から、平安時代のものとされています。
この像はかつて「栴檀木<せんだんのき>」にあった小社にまつられていたようですが、明治45年(1912)に小泉神社に合祀されたようです。
通常は非公開です。見学するには神社に相談してください。
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更新日:2021年03月19日