まちかどレポート8

（まちかどレポーター フリータ・K）

（平成22年5月7日掲載）

今年も見に行きました、高岡哲也さんの書道作品展。

哲也君は右手が不自由なので左手で、体力的にも1日数時間しか書けないということが信じられないほど力強い作品です。

今回で5回目の作品展。1日に平均170～180人もの大勢の人が哲也君の作品を見に来られました。老若男女、だれもが引きつけられるように立ち止まり、静かに何かを感じている様子。
関西テレビ･アンカーで放映(4月29日)されたこともあって、遠方からの人も多く「私は、哲也君と同じ年で、同じく大きな字を書いています。が、相手に伝える気持ちが全く違います。テレビを見て、どうしても来たかった！」とは、京都からの女性。

哲也君は今回の作品の中で、「空(そら)」が一番気に入っているらしいのですが、私は「水」(写真)。勢いよく流れる水からほとばしる水滴が人の心に「感動」のシャワーとなって浴びせかけているように感じられました。

照れて微笑む哲也君(写真)のやさしさと生きる力強さが、この作品を生み出す源なのでしょうか。