まちかどレポート47

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート047 「阿波藍」って知ってますか?

(まちかどレポーター 丸山)

「阿波藍」って知ってますか?(平成22年6月29日掲載)

藍の館の入口の写真
藍の館のなかにいる女性たちの写真

6月26日、強い風雨の中、5時30分に起床してJR郡山駅前6時50分発のバスで徳島県藍住町に出かけてきました。
参加したのは、大和郡山市観光協会の第2回歴史講座で、「徳島「藍の館」とうだつの町並み散策」というコースです。当日の参加者はスタッフを含めて約120名、バス3台です。
以下、当日の「藍の館」と「阿波藍」のことを少し紹介します。

四国阿波藍の栽培の始まりは、山岳地方で阿波忌部氏が織った荒妙を染めるため、平安時代から栽培し始めたと伝えられています。戦国時代は武士の鎧下を藍で染めようと、藍の需要が高まり、三好氏の城下、勝瑞では藍玉の加工が本格化しました。
天正13年(1585年)以来、徳島藩では藍の生産を推奨し、その後藍師や藍商から取り立てる租税で藩の財政を確立しました。
明治30年代にドイツから科学染料が大量に輸入されたため、その後は衰退していったそうです。

わが町、大和郡山市の箱本館「紺屋」で使用している藍染の原料は「すくも」です。この「すくも」は、天然の「阿波藍」を使用しているそうです。そして、箱本館「紺屋」では、昔ながらの技法で藍染の体験(ハンズ・オン)する事ができます。
少し、写真を撮ってきましたので紹介します。

箱本館へと入っていく人々の写真
ガラスケースに入っている藍染をしている人々のミニチュアの写真
藍染をしている人々の模型の写真
藍の館の傍の池で作業している人々の写真