まちかどレポート72

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート072「人権いきいきさろん」に参加してきました

(まちかどレポーター ジル) 

「人権いきいきさろん」に参加してきました(平成22年8月24日掲載)

人権いきいきさろん“子育て中のお母さん、お父さんのための家庭教育講演会”に参加してきました。

『子ども達の笑顔が続くために』-子ども達に遺せるもの-(講師:内田 美智子さん)

内田先生は、助産師として30年間、2500人以上の赤ちゃんを取り上げてこられました。
現在も産婦人科医院に勤務され、そして思春期保健相談士として思春期の子ども達の悩みを聞く、九州思春期研究会事務局長、福岡県子育てアドバイザーをしながら、「生」「性」「命」「食」をテーマに全国で講演活動をされています。

その長年の経験から“命”について「命をいただいて 命をつなぐことを 子ども達にどう伝えていけばいいのでしょう」と言う話しを、具体例を入れまた聞いている私達に投げかけながらの講演にすい込まれるように聞きいってしまいました。

講演会の看板の下に設置されたモニターにタイトルが写っている写真
壇上でマイクを持って話す女性の写真

『皆さんの幸せって何ですか? 本当に大切なものは何ですか? 子育ての目標は何ですか?』と、言う問いかけから始まり、先生の所に訪ねてくる妊婦のさまざまな家庭環境の実例に対応されてきた話しも聞くことが出来ました。

黄色い文字が浮かび上がったモニターの写真
文字の映し出されるモニターの写真

生まれてくる事のすごさ、奇跡のような命。この経験を伝えるために講演を行ってこられました。(生教育です)
悩んだり迷ったり自分を否定したくなったりする思春期の子ども達に、「ここにいること自体がすごいことなんだ」と思ってほしい。「人はそこにいるだけで価値がある」ということを分かってほしい、とおっしやった言葉に会場の皆さんのうなずかれる頭がありました。

食べ物が満ちあふるている時代に、食べ物のありがたさを伝えることは難しい。どのようにして伝えられるだろううか?考えさせられました。そして、「命」を通して伝えていくことしかないのだと思いました。私達は、たくさんの命をいただいて生きている。それを思うと食べ物のありがたさが分かり、食べ残すことも無くなるでしょうね。

会場に集まる大勢の人々の写真

素敵な講演に感動して、目頭が熱くなり胸がいっぱいになりながら会場を後にしました。