まちかどレポート88

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート088 「えほんひろば」の開所式

(まちかどレポーター ジル)

「えほんひろば」の開所式(平成22年9月28日掲載)

今年度より「認定こども園 治道幼稚園」がスタートして6カ月になりました。幼稚園では保育を工夫され色々な取り組みがされています。
その一つに、認定こども園治道幼稚園の「えほんひろば」の開所式が、治道小学校であったので行って来ました。

この「えほんひろば」は、幼稚園と小学校の連携の活動の中で5年生との交流の様子です。小学校の空教室を利用して「えほんひろば」の部屋として開放し、また幼稚園の子育て支援の「とまと広場」の場所としても利用されています。

幼稚園はいつでも自由に使用し、小学校は昼休みなどの時間に使用されています。

「えほんひろば」の部屋には、保護者の方が作られた面展台に絵本が並び部屋をぐるっーと囲んでいました。

こども達は「うわあー!」「本がいっぱいやぁ~」と驚きの声をあげ、瞳を輝かせて入ってきました。
「えほんひろば」の開所式が始まり園長の挨拶の後、こども達は校長に「校長先生、教室をえほんひろばにかしてくれてありがとう」と元気よくお礼を言い、校長の挨拶が終わるとこども達でくす玉割りをしました。

治道小学校の教室で「えほんひろば」の開所式が行われている写真
屋内に吊るされた大きな赤いくす玉のひもをひっぱる女性先生とそれを見ている園児たちの写真
絵本の読み聞かせをしている西村千鶴子さんと静かに聞き入っている園児たちの写真
吊るした赤いくす玉が割れての手書きの感謝の文章がでている写真

西村千鶴子さんの絵本の読み聞かせ。こども達は静かに聞き入っていました。

5年生との交流は、3つのグループに別れて絵本の読み聞かせです。

小学5年生の女子生徒が園児たちに絵本の読み聞かせをしている写真
生徒たちが絵本を交互に読んだりして園児たちを飽させないように工夫をしている様子とそれを静かに聞き入っている園児たちの写真

生徒さんは1冊の本をページごとに交代で読んだり、声を変えたりと工夫がみられました。こども達は集中して聞いています。

絵本読み聞かせの時間が終わり、自由に交流している園児たちの写真

読み聞かせの時間が終わり自由に交流しています。

「もっとよんでぇ~」「どの本が良い!これ?」などと、仲の良い兄弟のようです。 終わった後の生徒の声です。

  • 読み聞かせをしてどうでしたか?―幼稚園のこどもが喜んでくれて良かった。
  • 教科書を読むのとどう違う? ―教科書は文章だが、絵本はカッコ(「」)の所などは声を大きくして読んだりするところ

幼稚園児の声も少し。

  • 絵本を読んでもらってどうだった?―嬉しかった!
  • 絵本は好き?―だいすき!
  • いつも本を読んでもらいたいですか―またお兄ちゃんやお姉ちゃんに読んでもらいたい。

幼稚園と小学校の交流として年間の計画を少し紹介します。

  • 1年生は、幼稚園の砂場で砂遊び・小学校の運動場で花摘み・治道地区公民館でちぎり絵(地域の方と一緒)
  • 2年生は、麦わらを使って麦わら細工など・ドングリ拾い(少年自然の家)
    1~2年生、運動会で一緒にリズム表現
  • 3年生、公民館で茶道
  • 3~4年生、じゃがいも さつまいも コスモス植え
  • 5年生、絵本の読み聞かせ(秋から朝8時30分~50分の間、生徒2名が幼稚園に読み聞かせに行く予定)・各教室と幼稚園の部屋の名前のプレートを作る
  • 全学年で、運動会、音楽会を通しての交流
    (すでに実施されたものもあります)

幼稚園、小学校、公民館の3つの施設が隣り合ってと言う表現がぴったりのように建っているので、交流も深めやすく先生方の熱い思いや行動力が素敵な計画になるのだろうと思いました。

面展台の製作の様子です。

面展台の作成風景の写真3枚が展示したポスターの写真
教室内にある机のうえで面展台を作成している5人の職員たちの様子
道具を使い面展台を作成している男性職員とサポートをしている女性職員の写真
完成した面展台にたくさんの絵本が並べられた写真

面展台とは、本やCDを表紙で展示する台の事。ダンボールで作っても丈夫です。本の背表紙だけを見せるのではなく、本の表紙が見えるように展示すればその本の魅力を身近に感じる事が出来ます。