まちかどレポート97

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート097 柳沢文庫 創立50周年記念式典の様子

(まちかどレポーター 丸山)

柳沢文庫が創立50周年を迎え、記念式典が開催されました。(平成22年10月7日掲載)

柳沢文庫(城内町)を運営する財団法人郡山史跡・柳沢文庫保存会がこの10月、創立50周年を迎えました。

同文庫は旧郡山藩主・柳沢家から寄贈された史料を所蔵、公開するほか、郡山城跡の保存整備や案内施設としての役割も担って今日まで地道な活動を展開してきました。
この10月3日、全国から旧柳澤藩・柳澤家や柳沢文庫の関係者が110名出席のもと、盛大に記念式典を開かれました。また、特別展や記念講演会の開催、初めての収蔵品図録の発刊も実施される事となりました。
ちなみに、柳沢文庫は、明治35年4月に柳沢保恵が植槻町に、郷土の教育振興を目的に書籍類を公開した施設が前身と云われています。当時は「御文庫」と呼ばれ、陶芸家として有名な富本憲吉氏や民俗学者の柳田国男氏も利用したそうです。

今回の記念式典では、柳澤家11代当主である柳澤保徳氏より「郡山最後の藩主 柳澤保申」と題する記念講演がありました。
柳澤保徳氏はパソコンの前に座り、パワーポイントを使い、コンパクトに良くまとまった説明をされました。(最初は少し緊張ぎみ?)
参加頂いた皆さんは、柳澤保徳氏の丁寧で良く分かる説明に聞き入って、「ふーん。そうだったのか、良く理解できた。」等々の声があちらこちらで聞こえました。出席された方々は時間の過ぎるのを忘れておられるようでした。

また、奈良芸術短期大学の村上正師講師から柳沢文庫のキャラクター発表も行われました。
マスコット製作のポイントは「元禄雛のイメージ」プラス「元禄の巨星柳澤吉保のモチーフ」であり、上品で可愛いマスコットであることだそうです。
そして、柳沢文庫キャラクターの名前は「御殿だるま」と命名されました。写真見てください。可愛いでしょう。

式典後、柳沢文庫で平出学芸員による特別展の解説もありました。

当日の雰囲気が少しでも伝わるように、写真を少し撮ってきました。ご覧ください。
また、これを機会に現在柳沢文庫で開催されている特別展に出かけられるのも良いのかなあ!!と思います。

タキシードをきた男性がマイクを持っている写真

記念講演で熱演された柳澤保徳氏

最後の藩主 柳沢保申とその時代と書かれたスライドの写真

講演スライド

宴会場の円卓に集まっている人たちの写真

第2部の宴模様。皆さん、和気藹々(わきあいあい)ですね。

手を前に組んだ笑顔の男性二人の写真

休憩時間に歓談中の長田先生と郡山観光ガイドクラブの山下さんと出会い、写真撮らせていただきました。

座っている人たちの中心でマイクを持って話す男性の写真

初刊行の収蔵品図録について解説中の平出真宣・柳沢文庫学芸員

展示物を説明する男性と説明を聞く人たちの写真

文庫で解説中の平出・柳沢文庫学芸員。
コンパクトで要領の良い解説でしたよ。

お雛様とお内裏様の丸みを帯びたキャラクターの下に柳澤文庫と書かれたパネルの写真

柳沢文庫のキャラクターに決まった「御殿だるま」です。