「リニア新駅は、ど真ん中駅、大和郡山へ。」

大和郡山市では、『リニア中央新幹線の「奈良市付近」の中間駅を大和郡山市内に設置すること』、『リニア中央新幹線の2027年東京・大阪間の全線同時開通』について、市民と行政が一体となって取り組んでいます。

リニア中央新幹線について

リニア中央新幹線が走っている様子と、リニアが実現した後の利便性が説明されたチラシ

(リニア中央新幹線建設促進期成同盟会ホームページより)

リニア中央新幹線は、東京都から甲府市附近、赤石山脈(南アルプス)中南部、名古屋市附近、奈良市附近を経由し大阪市までの約438キロメートルを、我が国独自の技術である超電導リニアによって結ぶ新たな新幹線です。
世界でも有数の人口集積地域である三大都市圏を、超電導リニアにより新しいルートで結ぶリニア中央新幹線は、沿線地域のみならず我が国全体活力をもたらす国家的プロジェクトであり、早期着工に向け、関係者が一体となった取組が望まれます。

リニア中央新幹線は、全国新幹線鉄道整備法に基づいて、昭和48年11月に国において基本計画が決定され、平成23年5月に「奈良市付近」を主要な経過地とする整備計画が決定されました。
東京～大阪間を、現在の新幹線の2倍のスピード(時速500キロメートル)で、67分で結ぶリニア中央新幹線について、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)は、東京－名古屋間を2027年開業、大阪までの全線開通は2045年としています。

大和郡山市の基本的考え～3つの「すべき」。～

リニアの効果を最大限発揮するためには、東京・大阪間を早期同時開業すべき。

開業時期の18年間のタイムラグによる損失は、関西だけでなく、日本全体の活性化のチャンスを失うことにもなります。リニア中央新幹線がもたらす様々な効果が、最大限に発揮されるためには、東京・大阪間を同時開業すべきです。

ルートは、東海道新幹線からできる限り離し、日本の大動脈を二重化すべき。

リニア中央新幹線は、東日本大震災などの災害の教訓を踏まえ、現在の東海道新幹線とできる限り離したルートが最適であると考えられます。
東京・名古屋間は、東海道新幹線と離れた国土軸の二重系化が図れるルートとなっています。
名古屋・大阪間につきましても、ルートを東海道新幹線とできるだけ離すことにより、大災害発生時のリダンダンシー(補完性)を確保できるように、日本の大動脈を二重化すべきです。

中間駅は、リニアがもたらす効果を奈良県内や紀伊半島の各地に波及させることができる交通結節性の高い場所に設置すべき。

奈良県内「奈良市付近」に設置されるリニア中央新幹線の中間駅(新駅)は、高速交通がもたらす効果を駅周辺のみならず、奈良県内や紀伊半島に均てんさせる場所へ設置すべきです。
大和郡山市は、JR関西本線(大和路線)と近鉄橿原線が交差しており、奈良県の幹線道路である西名阪自動車道や京奈和自動車、国道24号線、国道25号線、大和中央道の接続点であり、道路網と鉄道網により奈良県南部・和歌山・京都などを結ぶ広域的なアクセス条件(高い交通結節性)に恵まれており、リニア中央新幹線中間駅の設置に関して県内屈指の立地条件を有しています。
大和郡山市内への中間駅の設置によって、狭い地域の振興・活性化だけでなく、道路網・鉄道網等の公共交通を中心として、奈良県全体はもとより、広くは紀伊半島を中心とする空間的な広がりをもったエリアの広域的な活性化を実現することが可能になります。