松平信之
松平十八家の藤井氏の出(1635〜1690)。日向守。延宝7年(1679)、明石より郡山城に入る。
旧知行6万5000石に1万5000石を加増され、8万石を添下郡ほか5郡内で領した。
家臣に熊沢蕃山、細井知名などの有名学者を抱え、城下には林宗甫(町人学者で『大和名所記』の著がある)もおり、文運大いに振るった。
貞享2年(1685)6月老中に補され下総国古河城に転封した。元禄3年7月没。