岡村正辰

寛文年間(1661〜77)郡山に住んでいた俳人。池田正式の門人といわれ『大和順礼集』の編著がある。上・中・下3冊3巻、中型の撰集で寛文10年の刊。また、同12年には『続大和巡礼集』を刊行したが、収録した作者の中に郡山の人が多く、本著はなかなか好評だったようである。