小泉氏
小泉氏は小泉庄にいた地侍で、南北朝時代(1332〜91)、すでに頭角を現していた。初め越智党に与していたが、後に筒井党の傘下に入り、やがて独立性を失ってしまう。
小泉の善福寺に「小泉城主宝岸院殿云々 永禄四年辛酉五月廿九日一」と陰刻された碑と、小泉四郎左衛門の墓と伝えられる五輪塔がある。また、同じ銘のある墓石が安養寺にも残されている。