小泉町にある。昭和56年11月国立療養所松籟荘内の宿舎の基礎工事の際、石室が発見され、翌57年2月保存のための発掘が行われた。
墳丘は円形、径約27m、周囲に幅約4mにわたる周溝が作られている。
内部の石室は両袖式横穴式で、玄室の長さは4.5m、幅は北隅で2.17m、中央で2.63m、南隅で2.6m。石室内には家形石棺の破片が散乱していた。
また、羨道(せんどう)の北半部を中心に木棺材やその周囲に釘がかたまって出土し、大理石製の石帯(巡方)が3個出土しているので後世の追葬も考えられる。古墳は6世紀から7世紀前半の築造と推定される。
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