「セアカゴケグモ」にご注意!
(平成28年4月1日更新)

セアカゴケグモはもともとは日本にはいないクモでしたが、平成7年に大阪府などで発見されました。港湾地域で多く発見されたことから、外国から運ばれてくる荷物について日本に入ってきたと考えられています。
奈良県内では平成15年8月3日にはじめて発見されました。現在では、大和郡山市内をはじめ県内で広く生息が確認されています。
強い毒を持っていますが、突つかれると驚いて死んだまねをするなど、攻撃性もなくおとなしいクモです。素手でさわらない限り咬(か)まれることはありません。
かまれるとかなりの痛みがあります。普通はかまれた周辺が痛いだけですが、まれに全身に痛みや吐き気などの症状が出て重症になるケースがあるので念のため病院で診てもらってください。
とくに乳幼児や高齢者では重症になりやすいといわれていますので、注意してください。
もし見かけたら
- 素手で触らないようにしてください。
- 一般的なスプレー式殺虫剤(ピレスロイド系)で駆除できます。
動きは速くありませんので、棒などで巣ごとからめとってクモを出し、踏みつぶしてもよいでしょう。 - 卵は踏みつぶしてください(殺虫剤は卵には効果が薄いようです)。
- 市役所に知らせる必要はありません。
(大和郡山市内をはじめ県内で広く生息が確認されています。)
もし咬まれたら
- 患部を水でよく洗う
- 病院で診察を受ける(咬んだクモを持参するとよい)
咬まれたときの症状
はじめはチクッと針で刺したような痛みを感じます。
やがて咬まれた部分のまわりが腫れて赤くなります。痛みはしだいに全身に広がります。
悪化すると、多量の汗をかいたり、さむけ、はき気などがあらわれることもあります。
通常は、数日から数ヶ月で回復する例が多く、咬まれても重症になることはほとんどありません。
駆除について
市では、私有地での駆除はおこなっていません。各私有地管理者において駆除してください。
セアカゴケグモを見つけても、素手で捕まえたり、さわったりしないようにしましょう。
クモに直接、市販の家庭用殺虫剤(ピレスロイド系のクモ用スプレー等)を噴霧すれば駆除できます。
セアカゴケグモの生態
特徴
メス
(体長7~10ミリメートル)
全体が黒色で、腹部の背面に目立った赤色の縦条がある。(令期によっては変化する場合があります)
オス
(体長4~5ミリメートル)
頭胸部や脚は褐色で腹部背面は灰白色。
中央に縁取りのある白い斑文があり、その両側に黒紋が2列に並ぶ。
生息場所
- 日当たりが良く、暖かいところ。
- 昆虫や小動物などの餌が豊富にあるところ。
- 巣を張る適当な隙間があるところ。
こんな所に注意
- 排水溝の側面やふたの裏
- 花壇のまわりのブロックのくぼみや穴、プランターと壁とのすき間、うつ伏せの空の植木鉢の中
- 芝生や植木あるいは水抜き管の内部
- 墓石の花立てと線香立ての間や巻き石などのすき間
- 自動販売機の裏、クーラー室外機の裏、浄化槽ブロアーカバーの内部などの人工的な熱源の周り
その他
- クモの住めない環境づくりのため家の周りは整理整頓をしてください。
参考リンク
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この記事に関するお問い合わせ先
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大和郡山市本庄町317-2
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更新日:2021年03月19日